店舗、工場、マンションなどの解体工事にはキュービクルの撤去が含まれることがあります。処分費用や気をつける点を分かりやすくまとめているので是非ご参考ください。

解体博士

ざっくりと必要な知識だけ分かりやすく解説しています!

そもそもキュービクルとは?

建物設備に詳しくない方はそもそも聴き慣れない単語だと思います。

キュービクルとは、高圧受電設備のことを指します。一般家庭では、高圧電線を電柱の変電設備を通して100Vや200Vの低電圧で電気を引き込んでいますが、商業施設、オフィスビル、工場などではそれらを通さず高圧の電気を直接受け入れています。

直接の方が電気料金が安いなどのメリットがあります。
「電気をたくさん使う場合は、工場から直接まとめ買いしてお得!」といったイメージです。

その高圧の電気を施設内で使える電圧に下げる役割をしているものがキュービクルです。

株式会社東和コーポレーション 参照 https://www.to-wa.co.jp/

PCB含有を確認する

PCBが使用されているキュービクルの処分は非常に厄介で民間企業では処分できない可能性もあります。まずは含有しているかどうかを確認しましょう。

PCBとは健康被害をもたらす恐れのある物質で、キュービクル内の変圧器やコンデンサーなどで使われていました。なんと2027年までに処分しなくてはいけないと法律で定められていて、未処分のままだと罰則があります。

①PCBを自分で確認する

まずは、キュービクルの製造会社が分かる場合は問い合わせてPCBの有無を確認してください。

低濃度含有の場合では、認可を受けた民間企業が処分することが可能ですので、処分の見積もりをとりましょう。

廃棄物処理法に基づく無害化処理認定施設

高濃度含有の場合は民間企業では処分不可なので、JESCOという政府全額出資の特殊会社に連絡しましょう。

②PCB含有を調査してもらう。

自分で分からない場合は、設備会社や処分会社に確認してもらいましょう。おすすめは①で紹介した処分会社に調査をしてもらうことです。含有している場合でも、そのまま処分の見積もりを相談することができます。

解体工事の見積もりを取る

PCBの確認をした後は、解体業者に解体の見積もりを依頼しましょう。この際に調査結果を伝え打ち合わせを行います。PCB含有のキュービクルがある場合は処分タイミングなど細かく決めておく必要があります。PCBが入っていない場合は通常の処分が可能です。通常の処分の場合は1台だと6万円程度の処分費用になる場合が多いです(解体工事と同時に行う場合)

以下の記事に、解体工事会社の選び方をまとめているのでご参考ください。

高所にある場合は高額になる

高所や狭いところにある場合は高額になる可能性

キュービクルは、高所や車両が入りづらい目立たない場所に設置されていることも多いです。クレーンなどが必要になる場合などもあります。その場合は解体工事に加えて、クレーンの費用などが追加でかかります。

解体博士

技術が高い解体会社の場合は、クレーンを使わずにできる場合もあります

キュービクルの中古買取

製造が10年以内などの比較的に新しいキュービクルは買取が可能な場合があります。「トップランナー」と記載のあるものなどは高価に買取になる場合が多いです。解体会社では買取ができない場合が多いので、事前に設備会社などに相談してみましょう。

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工事実績

上尾市原市
川越市むさしの南
川越市むさしの南

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